廣田 克美
(ひろた かつみ)

埼玉県さいたま市浦和区
2006年6月開設

テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?

 結婚するまではテレビ局で,昼前の情報番組と夕方の地域ニュース番組のキャスターをしていました。刺激の多い毎日で,魅力ある人との出会いがたくさんありました。地域の行事や,そこに暮らす方々と触れ合えたことも,思い出深く楽しい経験でした。結婚して出産するまでは,他の英会話スクールで,児童英語講師として仕事をしていました。

テューターになったきっかけを教えてください。

 長男が3歳,次男が1歳(長女はまだ誕生しておりませんでした)の時,ラボの体験教室に参加し「こんな英語教室があったんだ!」と感動して入会しました。以前私が講師をしていた教室では,椅子に座って,英語のフレーズを反復練習して 覚えたり,書いたりするスタイルでしたが,私は,英語を身につけることは,もっと楽しくてわくわくするようなことではないかと感じていました。
 ラボの体験教室では,子どもたちが英語を意識せず,楽しそうにのびのびと参加していました。その時の子どものいきいきとした様子は今でもはっきりと覚えています。その時お世話になっていたテューターの勧めで,ラボ・テューターへの一歩を踏み出しました。

普段はどのような活動をしていますか?

 赤ちゃんから大学生までの各クラスに合わせて,英語の歌,ナーサリー・ライム,フォークソングなどを楽しみ,英語と日本語の絵本やものがたりでテーマ活動(英語と日本語での劇表現活動)に取り組んでいます。
 私が心がけていることは,まずは幼稚園や学校帰りの子どもたちが,ほっと安心できる環境づくりです。のびのびとした空間の中でこそ,仲間と会話を楽しんだり,刺激しあったりしながら,子どもたちは自分なりのペースで英語に触れ,楽しさを見つけていけるのです。そういった活動を積み重ねていくうち,いつのまにか人前で堂々と発表したり,海外ホームステイにチャレンジする力を身に付けていきます。子ども達のそのような姿には,私自身がいつも驚かされています。

テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?

 子どもたちのエネルギーを,いつも間近で感じられることはとても幸せです。ピュアな発想に感動したり,はっとさせられたりすることも多く,おかげで私自身も柔らかい心を持って過ごせていると思います。また,たくさんの出会いがあるのも嬉しいことです。ラボを始めたから出会えた方は愛情深い方が多く,私自身の子育てや暮らし方にもプラスのヒントをたくさんいただきました。
 ラボのプログラムの中には,子どもだけでなく,指導者であるラボ・テューターもチャレンジできるものがたくさんあります。研修も豊富にあり,いつまでも学ぶことを忘れずにいられる環境はありがたいことだと思っています。

これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?

 ラボには多彩なプログラムがありますが,とりわけ体験型プログラムが多いのは特徴のひとつです。海外でのホームステイや留学のチャンスもあります。子どもたちには,心が揺さぶられるような体験をして成長していってほしいと思っています。
 私は高校生の時,アメリカに1年間留学をしました。ホームシックやカルチャーショックなどもあり,楽しいことばかりではなかったと思うのですが,その時の体験が,大人になった今でも,前向きに物事を考えるとても大きな力になっているのを感じています。その恩返しをしたいという気持ちが,ずっと心の中にあって,この仕事に繋がっていったような気がします。

どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?

自分のライフスタイルに合わせて始められる仕事ですので,子育てや家事などとのバランスを大切にしたい方には向いていると思います。
 子どもに向き合う仕事なので,誠実で,誰かの役に立ちたいと思っている人にはぴったりだと思います。