
猪阪 聡美
(いのさか さとみ)
京都府南丹市
2019年6月開設
テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?
大学を卒業後,結婚を機に退職するまで,家電メーカー系の物流会社で総合職をしていました。商品や販促物をお預かりし,在庫管理や要望のある店舗への受注業務などをしていました。時間との戦いで,毎日忙しい業務でしたが,会社で出会った方から学ぶことは多く,たくさんの人との出会いに感謝しています。退職後は子どもが産まれ専業主婦をしていました。
テューターになったきっかけを教えてください。
私自身,幼児期からラボ・パーティの会員で,卒業した後も自分が所属していた教室のテューターとのご縁は続き,0歳の息子を出産後連れて遊びにいきました。ラボ・パーティでたくさんの楽しい思い出がある私は,我が子も同じような環境で育ってほしいな。と思っていました。しかし私の住む場所にはパーティ(教室)は無く,「近くに教室が無いんよね~。」とテューターに言うと「さとみちゃんがテューターになればいいんよ~!」と言われ,あれよあれよという間にテュータースクール(テューター向け初期研修)へ通う段取りが整い,テューターに背中を押される形でスクールに通うことになりました。
私が通ったスクールの時は5名の参加者がいましたが,その時間もとても楽しかったです。ラボ・パーティを卒業してから10年以上経っていましたが,子どものころから親しんだ歌や物語,久しぶりのテーマ活動(英語・日本語で語られる物語の劇表現)にワクワクしました。まさか自分がテューターになるなんて考えてもいませんでしたし,自分にテューターが務まるのかなとも思いました。しかし始めてみると物語の世界に浸る時間,身体を動かして踊って歌って,やっぱり楽しい!可愛いラボっ子たちが集まってくれて毎週楽しく活動しています。
普段はどのような活動をされていますか?

近隣の会場を借りて,毎週火曜に4才~中学生が活動しています。毎回の活動では英語の歌やナーサリー・ライム(英語圏のわらべうた)で踊ったりゲームをした後,ラボ・ライブラリー(英語・日本語で録音された物語教材)を元にテーマ活動をしています。自分が運営している教室は高校生・大学生がいないので,近隣のパーティ(教室)との交流もして異年齢での活動を楽しんでいます。
テューターになってよかったこと,たいへんなことはなんですか?
私は開設した数か月後から二人目の産休・育休を取ったのですが,再始動を目標にしていた2020年4月はコロナが世間を騒がせ始めた頃でした。みんなマスクをして,ソーシャルディスタンス。ラボ・パーティのプログラムも集合型ではなくオンラインで行うなど,開設したばかりでただでさえ不安なのに自分が思っていたようなラボ・パーティの活動ができないことが続いたのは大変でした。そんな中でしたが,一緒にラボ・パーティを楽しんでくれる可愛く元気なラボっ子たちが集まってくれて,素敵な保護者の方々,サポートをしてくれる事務局の方々,たくさんの人に支えてもらい今も楽しく教室運営をすることができています。結婚して知り合いもいない場所で子育てをしていく中で,テューターになってたくさんの人との繋がりを持てたことはありがたく,テューターになってよかったと思っています。同じ地区には何十年もテューターをしてこられた方がたくさんいらっしゃり,その方々が今も現役でイキイキとパワフルにご活躍されている姿はとても眩しく,そんな素敵な方々に出会えたことも良かったです。ラボのこと,子育てのこと,ちょっとした悩みでも,先輩方は親身になって相談に乗ってくださり本当に心強いです。
研修のときなどには子どもを帯同させてもらえたり,ベビーシッターさんにお願いできたりと預け先などに困ることも無いし,ラボ・パーティの行事には我が子と一緒に活動できるのもテューターの良いところだと思います。安心して子育て世代の方にもテューターに挑戦してほしいです。
これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?
私は中学2年生の時に北米交流(1ヵ月の海外ホームステイプログラム)に参加し,その後も留学生の受け入れや,オーストラリア交流プログラムなどのラボ・パーティの国際交流プログラムに参加し,忘れられない思い出ができました。我が子も含め自分の教室に通っている子どもたちも積極的に国際交流へ送り出したいです。そして私もシャペロン(ラボ国際交流プログラムの引率者)で再びラボ・パーティの国際交流に参加するのが夢です。
どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?
○ 子ども・ひとが好きな方
○ 子育ての仲間が欲しい方
○ 新しいことに挑戦したい方