坂場 あすか
(さかば あすか)
神奈川県相模原市南区
2008年7月開設
テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?
損害保険会社で3年間働いた後,スウェーデン系のメーカーへ転職。日本支社立ち上げスタッフとして5年間働きました。スタッフは,3人からのスタートだったので,本社とのやりとりから商品の輸入や在庫管理,営業,広告の補佐など業務全般に関わっていました。
テューターになったきっかけを教えてください。
ラボ・パーティの広告チラシがきっかけです。
そのチラシには「キャンプ」や「子ども」という私の好きなものと「英語」が一緒に載っていて,「キャンプと英語がなんで一緒なのだろう!?」と気になりました。ですがその時は子どももいなかったので,そのままになってしまいました。
その後,長女が2歳になるころに,そろそろ習い事でもと考えていた時に2度目のラボ・パーティのチラシとの出会いがあり,直感で「娘にやらせてみよう!」と入会。同時にラボの幅広い活動への私自身の好奇心から,指導者になるためのテューター・スクールに通い始めました。
私は父の仕事の関係で,高校時代をオーストラリアで過ごしました。何事も受け身で,強い意志もなく自分の気持ちをうまく伝える力ももっていなかった当時の私には,言葉の通じない中での生活は決して楽しいものではありませんでした。ただ現地の高校に慣れるのに必死な2年間。英語力は身についても,生活を楽しめなかったということはずっと残念に感じていました。
英語云々の前に,気持ちが大事。子どもには「伝えたい! 知りたい! これが好き! 楽しい!」そんな心をもってほしい。ラボの活動を知るにつれ,あの頃の私に足りなかったことがここにある! 娘にはぜひラボのプログラムの中で育ってもらいたい! という気持ちが強くなりました。そして私も子どもたちの成長に大きく関わりたいと思い,ラボ・テューターになりました。
普段はどのような活動をしていますか?
未就園児クラスと小学生クラスを3か所で行っています。
各グループの子どもたちが物語を通して英語を仲間と楽しんでもらうためにクラスを準備し,グループを構成するメンバーの学年やそれぞれの性格を考えながら,どうしたら子どもたちの気持ちをつかめるかと日々考えています。また年代を超えての交流はとてもよい刺激となるため,クラス全体での合宿やイベントも企画しています。
子どもたちの年齢が上がってくると,新しい経験を積んで視野を広げてもらうために,子どもたちを地域単位や全国規模で実施されるラボ・パーティのイベントへつれていくことも多くなってきました。
イベントでは,子どもたちは,たくさんの出会いの中で自分を表現し相手を受け入れながら仲間づくりをしていきます。そうした子どもたちの姿を見ると,子どもたちは英語の力だけでなく,人と交流するためには欠かせないコミュニケーションの力を一緒に身につけているのだなと強く感じます。
テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?
良かったことは,子どもたちとたくさん話ができること! 子どもたちは本当に素直です。毎週毎週顔を合わせて,お互いに感じたことを話していくと,子どもたちの気持ちや日々の様子がよくわかるようになってきます。時には落ち込んだり後ろを見る事ももちろんありますが,子どもたちの力はすごい。確実に成長し,前に進んでいるのを感じます。そして,私も前を向いて頑張っていこうと思わせてくれます。
ラボで培う力というのは,学校の勉強の試験結果のように数値に表すことができない上,個々によって成長のタイミングも様々です。他の習い事などで忙しい子どもたちに大切な体験をしてもらうためには,保護者の理解も必要です。その子に必要な活動を保護者にお伝えし続けていくことはたいへんですが,保護者の協力のもとで保護者と一緒に子どもを見守り,成長していく姿を見ていくことは,私たちテューターのとても大きな喜びとなっています。
これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?
今のクラスのメンバーは小学生が最年長ですが,これから子どもたちがさらにたくさんの経験を積みながら成長し,年齢差のある縦長のグループでお互いに思いやれる関係をつくり,家族のようなクラスを作っていく事が夢です。
どんな方にラボ・テューターを勧めたいですか?
物語,歌が好きな方! 子どもたちと同じ目線で思いっきり楽しめる方! 新しい出会いを楽しみにできる方! そして自分自身も成長したい方! といった方にお勧めです!