清水 美樹
(しみず みき)
東京都世田谷区
2010年4月開設
テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?
大学では教育心理学を学びました。卒業後は社会の役に立つ仕事がしたくて政府系の金融機関に就職,企業審査の仕事をしていました。
その後,夫の転勤でアメリカのヒューストンで6年間を過ごしたのですが,その間に長女長男を出産。子育てをしながら大学に復学し,英語教育の分野で修士号を取得しました。
テューターになったきっかけを教えてください。
アメリカで英語教育を学びましたので,帰国後は英語に携わる仕事をしたいと考えていました。まだ我が子が小さかったので,子育てしながら出来ることを模索していました。
ある時,川遊びで疲れて寝てしまった子どもたちを抱いて,満員電車に乗りました。前の座席には子どものグループと引率の女性が座っていまいた。女性はグループの子どもたちに「あら,お子さんを抱いて,たいへんそうな方がいらっしゃるわよ」と声をかけられました。すると子どもたちも素直に「あ,ほんとだ!!」と応じてすっと席を立ち「どうぞ」と声をかけて席を譲ってくれました。その様子が,とても素敵でした。
そのグループの子どもたちは「ラボ・パーティ」の帽子をかぶっており,その帽子に英語でメッセージがたくさん書かれていたので「これは英語教育の団体かな?」と興味を持ち,帰宅後に早速ラボ・パーティを検索したのが,ラボ・テューターに興味を持ったきっかけです。
検索してみると,ネット記事から,ヒューストンでご近所さんだった宇宙飛行士の若田光一氏もラボ・パーティの出身ということを知り,あんなに素敵な方が育つところなら,とさらに興味を持ち,問い合わせをしました。
普段はどのような活動をしていますか?
赤ちゃんとお母さん対象のプレイルームクラス,幼児クラス,小・中学生クラス。週に3日間に分けて活動しています。子どもたちと色々なお話を楽しんだり,キャンプに行ったり,イースター,ハロウィーン,クリスマス,などのイベントを楽しんだり。ラボの行っている国際交流プログラムで来日する海外の若者や,ラボ・パーティの大学生たちとの交流もラボ活動の楽しみの一つです。
テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?
テューターになって良かったことは,いろいろな人との出会いに恵まれたことです。同僚であるテューター,ラボの子どもたち,保護者の方と長く気持ちを一つにして一緒に子育てしていけるのは,一人の母としても嬉しいです。
大変なことは,家事との両立です。
ラボ・パーティの日は,レッスンが子どもたちの帰宅時間からの開始になるので,クラスの前にご飯の準備を含めた家事を全部終わらせるようにしています。その時間があわただしいですが,今のところ何とかなっています。
これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?
子どもたちの成長を見守ることです。
ラボは,評価をつけずに長い時間をかけて子どもを育てる,そして一人ひとりの子どもの個性をずっと見守ることができる,稀有なプログラムをもったお教室だと思っています。
長年にわたって子どもたちを見ていると,時にゆっくりと,時に飛躍的に成長していく姿が輝いていて,本当に素敵だなと感じ,見守る側も元気をもらえます。
ラボで育って良かった! と思ってくれる子どもたちをたくさん世の中に送り出したいです。ラボの子どもたちが,どの子も自分らしく,社会に,世界に羽ばたいて欲しいと願っています。
どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?
ありきたりですが,子どもが好きな人,人が好きな人,英語や物語が好きな人,ですね。一人で子育てをするのに不安を抱えてらっしゃるお母さんにもぜひ,オススメしたいです。