野澤 優子
(のざわ ゆうこ)

福島県耶麻郡猪苗代町
2009年11月開設

テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?

 短期大学を卒業してから,6年間銀行の窓口業務をしました。その後,留学の夢をかなえるために退職して,4ヶ月間カナダにホームステイをしました。留学中は,カナダ人との交流だけでなく,同じ家にホームステイしたメキシコ,韓国,中国の留学生と一緒に生活を共にすることで,ことばを学び,文化を学び,人間性を学び,その経験は私の視野を広げてくれました。結婚後には人材派遣会社コーディネーターなどに勤め多様な仕事を経験して多くの人と接してきました。

テューターになったきっかけを教えてください。

 娘のため英語教室を探していて,ラボ・パーティの体験教室に参加した時に,テューターがいきいきとして子どもたちと接していたのと,子どもたちも楽しそうに歌ったり踊ったりしている姿を目にして衝撃を受けたことがきっかけです。
 私自身,社会人になってからも「子どもと何かをしたい」という思いがあったので,子どもが好きで,楽しむことも好きで,英語にも携われ,何といっても我が子と一緒にできる! という4つのポイントで魅力を感じ,ラボ・テューターになりました。

普段はどのような活動をしていますか?

 未就園児クラス,幼児クラス,小学生クラスに分かれて活動をしています。週に一度の活動では,時々野外で活動をしたり,季節ごとに様々なイベントをして日本の四季を感じて活動してます。またイースター,ハロウィンなど外国のイベントなどもし,目と耳と心で文化を感じて活動しています。また,定期的にあるテーマ活動(英語と日本語の劇表現)の発表会では,英語でのセリフを覚えるのは大変そうですが,子どもたちは自分の役に責任をもって取り組んでいます。
 普段の活動もそうですが,テューターはそのような挑戦する子どもの姿を間近で見守ることができます。「子どもの可能性は計り知れない。」と常々感じています。

テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?

 よかったことは,ラボ・ライブラリー(英語と日本語で録音されたラボの物語教材)に出会えたことです。ラボ・テューターにならなければ,これだけの良質な物語に出会うことはなかったと思います。
 大学の先生,研究者,音楽家,画家,俳優。たくさんの専門家やプロの方が多く時間をかけて丹念に制作されたラボ・ライブラリーは,子どもにとっても大人にとっても宝物です。
 ラボ・ライブラリーを歌ったり踊ったり,物語の劇ごっこ遊び(テーマ活動)をしたりする活動を通じて,子どもたちは成績だけの英語教育という枠を大きく越え,コミュニケーション力や社会力が養われているということを強く感じました。
 また指導者としては研修が充実しているのと,周りには温かい信頼できるテューターがいるので,心配事も話し合いができて助かっています。
 たいへんなことは,マニュアルがあってその通りクラスをするわけではないので,目の前の子どもに合ったクラスの内容を考えることです。どんな内容だと興味を持ってくれるかなと考えることは,たいへんですが楽しみでもあります。自分の力量不足を反省することもありますが,困難こそ成長のチャンスだと思い,安全面に注意しながら,子どもたちの元気と笑顔を糧に励んでいます。

これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?

 私のパーティの最年長が小5なので,まだ国際交流(北米ホームステイ交流・中1から参加可能)に参加した子どもがいません。私の夢は,パーティの子どもたちみんなが中学生になったら国際交流に参加してくれることです。
 私は中学生の時に,フロリダ州に住むアメリカ人の女の子と文通をしていました。いつか彼女に会いたいという夢をもって中・高時代を過ごしていました。そして19歳の時に,ひとりでアメリカへ会いに行きました。そのことは夢を叶えた出来事であり,その後の人生において自信につながり,達成感を得た「チャレンジ」でした。
 勇気をもって「チャレンジ」をする,したいという気持ちは,夢に向かって確実に進んでいるということを子どもたちに伝えたいです。そして,社会に出て自立して,人の役に立って活躍している彼らに会うことが今の私の夢です。

どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?

  • ・子育て中の方で,絵本・物語に興味のある方
  • ・子どもとのかかわりが好きな方
  • ・楽しむことが好きな方
  • ・英語に携わりたいという思いが少しでもある方
  • ・これからの人生にもうひと花咲かせたいかなと思う方

 この仕事,やりがいがあります! でも,頑張りすぎないで,自分のペースで適度に無理なく調整してできるので,皆さんもこの仕事に出会えて良かったと感じると思います。