ライマー 美香
(ライマー みか)

沖縄県うるま市
2013年12月開設

テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?

 一般企業にて経理事務の仕事を9年間しました。結婚を機に1年間主人の実家のあるカナダに渡り,義理の両親と一緒に暮らしながら,語学の勉強や,1年を通してのカナダのイベント,文化などを経験し,出産を経て日本,沖縄へ帰って来ました。

テューターになったきっかけを教えてください。

 カナダのお友達からもらった絵本で,娘たちも大好きなお話に,“We're Going on a Bear Hunt”という絵本があります。
 その絵本で英語を子どもたちに教えてみませんか? という広告をネットで見つけ,検索していくとラボ・テューターの募集にたどりつきました。内容も劇ごっこ,表現活動を楽しみながら英語を学ぶ,というのがおもしろそうで説明会に行ってみました。みるからに一般的にイメージする英語の教材とはちがい,いろいろな国のお話が原語でかかれた絵本や物語を教材として使っているというのに驚き,これらの本が欲しい! 絵本で英語を教えるってどのような事をするんだろう,ともっと詳しく知りたいと興味を持ちテューター・スクールをうけてみることにしました。テューター・スクール中には,出産した時にカナダ人の義母が娘に歌ってくれたナーサリー・ライムももっとたくさんあるということを知り,嬉しくて,娘たちと一緒に歌いたいな,遊びたいな,と思ったのを覚えています。
 先生になることに自信があったわけではありませんが,子どもと一緒に遊ぶことは大好きでしたし,学生時代に幼児教育を専攻していたので,学んだことが少しでも生かせれば,と思いラボ・テューターの道を選びました。

普段はどのような活動をしていますか?

 現在,4歳から10歳までの子どもたちと一緒に活動をしています。
 4歳の女の子はいつもお母さんに抱っこされて部屋に入ってきますが,入ったとたん,走って私のところに来てくれます。とっても嬉しい瞬間です!
 週1回のパーティに加え,年2回の発表会,そしてバレンタインやイースター,ハロウィン,クリスマスなどのイベントに加え,カナダの義理両親が沖縄に来たときは交流会を開催して家族参加で楽しい時間を過ごしています。

テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?

 開設当初は自分の言葉で保護者のみなさんにラボの良さを伝えることが難しく,先輩方や事務局の親切丁寧なアドバイス,サポートをもらいながら保護者会を開き,一人ひとり丁寧に伝えていくのは大変でした。でもそのかいあってか,最近では,ラボを通して子どもたちが成長した姿が保護者の方から聞こえ始めてきました。例えば,5歳の時に入会した女の子は当初,お母さんの後ろに隠れてパーティの様子を見ているだけでしたが,その子も3年生になり,新しく入ってきた子に自然に声をかけ,「一緒にやろう!」と積極的に関わろうとしている姿がパーティで見られたり,また学校生活でも発表会の練習時に友達を励ましてくれていたそうです。子どもたちの成長が実感できると,私もとても嬉しくなります。
 パーティでは,私は子どもたちが学校が終って「ホッ」とできる場を作ろうと常に心がけています。
 実際,ご両親の転勤でパーティをやめなければならなくなってしまった子も,帰省のたびに親子でパーティに顔を出してくれますし,パーティの子どもたちも,いつもと変わらない雰囲気で迎えています。その様子を見ると,心が温かくなります。

これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?

 子どもたちには,ひとりだちして社会に出ていくまでに,たくさんの「ひと」と出会い,「いろんな景色」を自分の目で見てほしいな,と思っています。
 歴史あるラボには,全国の子どもたちとキャンプをする機会や,海外で安心して安全にホームスティができる環境が整っています。「かわいい子には旅をさせよ」といいますが,一人でも多くの子どもたち,保護者の方々の目を沖縄の外に向けてもらえるよう,県外のパーティとの交流もできたら楽しそうだな,と思っています。

どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?

 ラボでは世界中の絵本,物語に出会うことができるので,絵本,児童書好きな方にはオススメです。作者が伝えたい絵本のメッセージを考えながら絵本をよんでみると,またあたらしい世界がひろがってたのしいですよ!
 自分にもっと自信が欲しい人,自信をつけたい人もオススメです。我が子をはじめラボっ子たちの成長はもちろん間近で感じることはできますが,自分自身の成長も必ず実感できる魅力ある仕事だと思います。大変なこともありますが,ひとつひとつ乗り越えられていく力も身についていくので,自分に自信をもつことができる仕事だと思います。