森 ゆふ
(もり ゆふ)
千葉県佐倉市
2005年6月開設
テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?
エネルギー関係企業に務める,ごくごく普通のOLでした。
英語を使う機会は,外国のお客様からの電話に応対したり,現場担当のお手伝いをする時くらいでした。結婚後は夫の仕事の都合で,短いサイクルで全国を転々とする生活を送っていました。
テューターになったきっかけを教えてください。
長男の出産後,ママ仲間から「生後半年までに,習い事を始めることが大切」だと言われ,たくさんのお稽古ごとを見学に行きました。しかしどれも親の満足度をうかがうものばかりで,長男は嬉しそうな顔を見せません。それどころか恐怖を感じて逃げ出す教室もありました。10ヶ月の時にラボ・パーティと出会い,息子の安心した笑顔を見た瞬間に入会を決めました。全国に教室があることは,転勤族には大助かりでした。どこへ引っ越してもラボがあるのですから。おなじみの英語の歌あそび・おはなし遊び。どのテューターも大らかでユーモアにあふれていました。親子で歌って踊って,大きな声で笑ったり,まさに私と長男の心の安定剤になったと思います。
息子たちがプレイルーム年代の時は保護者としてクラスに参加していましたが,成長し子どもだけでラボのクラスに行くようになると,私のほうが寂しくなりました。
そんなふうに感じていたとき,所属テューターが勧めてくださり,ラボ・パーティの開設を決意しました。
普段はどのような活動をしていますか?
我が子を含め,2才~大学生の子どもたちが活動しています。英語の歌でウォーミングアップをしたら,テーマ活動(英語と日本語の劇活動)に取り組み,絵本や物語の作品をグループで劇に仕上げていきます。自由な発想で意見を出し合いながら,時に言い合いになり,笑ったり怒ったりしながら楽しくやっています。
普段は年代別に活動していますが,各年代共通の行事もあり子どもたちはとても楽しみにしています。8月には近隣のログハウスで合宿をして,みんなで力を合わせて自炊します。火がおきるのを待っている間に,自然と高大生のリードで歌あそびが始まり大騒ぎになります。10月のハロウィーンではメンバー全体でテーマ活動をやったり,小学生が企画したゲームなどをしたりして遊びます。また3月には学年末の大きな発表会をしています。
テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?
子どもたちの成長を見られるときはワクワクします。プレイルーム・クラスに通っていた頃は,大粒の涙をポロポロこぼしていた子や,引っ込み思案でいつもママの後ろに隠れていた小さな子が,高学年になってリーダーとしてみんなの前に立つようになったのを見られるのも,テューターをやっていたからこそ!
子どもたちが国際交流(海外ホームステイ交流)に参加して自分の考えをしっかりともつようになり,将来の進路を決めていく姿を見守ることができるのもテューターならではの体験です。
また,自分の子どもをこのようなプログラムのなかで育てることは,親子関係を強く良いものにする大きな手助けになったと感じています。
これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?
「学び続けられること」
テューター自身が「学び続けられる」ということに,大きな魅力を感じます。普段の活動であるテーマ活動の中にはたくさんのセリフや言い回しがあり,「なるほど,そのような表現をするのか」と気がつくことがたくさんあります。またひとたび物語の扉を開けると,その背景には文化・政治・歴史・宗教など複雑に絡み合っていることがわかります。子どもたちと活動するには,テューターである自分自身が時事ニュースに耳を傾け,知識を増やし続ける事も大切であり,またそのように学び続けることが出来る環境に喜びを感じます。
ラボの子どもたちが,成長とともに興味の枝葉を広げていくのをみるのは大きな喜びです。そして彼らが大人になって自分の人生を振り返ったときに,「幸せな子ども時代だった」と思えるような活動を続けていきたいと思っています。
どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?
自分の中の「未知の扉」を開いてみたい人! お勧めです。テューターをやっていると英語だけではなく,自分のなかにたくさんの扉があることに気がつきます。知識の扉,人との出会いの扉,学びの扉,遊びの扉……。みなさんのなかにも,「未知の扉」がきっとたくさんありますよ。