榎森 保乃
(えもり やすの)
宮城県仙台市青葉区
2006年4月開設
テューターになる前はどんなお仕事をしていましたか?
大学卒業後,客室乗務員として国内線及び国際線に乗務していました。早朝に出勤したり,夜間フライトがあったり,月の3分の1くらいは出張で家を空けるような不規則な日々を送っていました。たくさんの国を訪れ,多くの人と接する刺激の多い仕事でした。
テューターになったきっかけを教えてください。
出産のため育児休暇を取り子どもが1歳になった時に職場復帰しましたが,長期で家を空けることもあり,そのまま仕事を続けることができるか悩みました。
子どもとの時間を大切にしながらできる仕事,一生続けられる仕事,英語を使った仕事を模索していた時に小学校英語講師養成講座のことを知り,仕事を続けながら通信教育を受けました。その時に参加したスクーリングでラボ・テューターの存在を知りました。他にも英語教室をあちこち見ることもしましたが,そのスクーリングで体験したソングバード,テーマ活動に心動かされたのです。これなら子どもたちが楽しく英語を学べるはずと直感めいたものを感じ,仕事を正式に辞めたあとにテューター・スクールに通いました。
普段はどのような活動をしていますか?
普段は英語の歌や踊り,物語を英語と日本語で楽しむテーマ活動を中心に活動をしていますが,想像力豊かな子どもたちにこちらがハッとさせられることもたくさんあります。
現在は2才から1年生までのクラス,2年生から6年生までの小学生クラス,中高生のクラスに分かれて活動していますが,イースター・パーティ,ハロウィン・パーティ,クリスマス発表会などでは小さい子から大きい子までが合同で一緒になって楽しんでいます。異年齢での活動はラボの最大の魅力だと思っています。幼い子は大きいお姉さんお兄さんに遊んでもらうことを楽しみにしていますし,大きい子たちは本当によく年下の子たちのことを可愛がってくれています。
こうした異年齢活動を通じて,子どもたちは英語力だけでなく,包容力,協調性,リーダーシップなど様々な力が身につきます。一人ひとりと積極的にコミュニケーションをとる子どもたちの力は,これまで育んできたラボ教育の賜物だとつくづく感じます。
テューターになってよかったこと,
たいへんなことはなんですか?
まずは一生大切にしたいと思える出会いがたくさんあることです。
テューターの先輩も同期も地域のメンバーも,皆さん子どもたちのために情熱をもって活動しており,自分ももっとがんばらなければとその姿勢に刺激と元気をもらっています。
また,自分のパーティの子どもたちの成長はもちろん,キャンプなどの活動で会った子どもたちの活躍ぶり,成長していく姿を見るたび,感動を覚えます。子どもたちのまっすぐ伸びようとする力,キラキラした目を見られることは大きな喜びです。
さらに,我が子たち(中1・高1)が成長と共に,私のよき理解者,よき相談相手になりつつあり,思春期の子との会話とは思えないくらい,ラボについていろいろな話ができることもうれしいことです。
たいへんなことは,やはり募集です。たくさんのプログラムが用意されているラボ・パーティのよさを,一口に伝えるのが難しいこともあるからです。ですが,いったんラボのよさを理解してくださった保護者の方は,ゆるがない信頼を寄せてくださっています。
これからラボでしていきたいこと,夢はなんですか?
仙台で開設して11年がたち,高校生も活動するようになりました。このまま,未就園児から大学生までがそろった縦長のグループをめざしたいです。
また,ぜひ子どもたちの国際交流(海外ホームステイ交流)の引率者として海外に行きたいと思っています。
どんな方にラボ・テューターをお勧めしたいですか?
子どもの教育に関心のある方——子どもの成長にとって欠かせないことがラボにはあります。
熱意・向上心のある方——いくつになっても若々しくいられます。
お話や絵本が好きな方——ラボ・パーティに出会って素敵な物語に巡り合えました。